ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「恥ずかしい…?」

な、なんだ…そんなことか…。

そんなことって言ったら結衣は怒るだろう。おそらく結衣の中では一大事だ。

ホッと胸を撫で下ろすと同時に、心の中が温かくなる。



思わず身を乗り出して、結衣の頬にチュッと軽くキスをした。

「ちょっと先生!!」

真っ赤な顔のまま怒る結衣に「可愛い…」と呟くと、「かわかわないでください!!」とまた怒られた。

からかってるつもりは全くないけども。



「結衣、そんなこと言ったら逆効果だぞ?」

「逆効果って…?」

「……ますます燃える」

そう言ってニヤリと笑みを向けると、結衣がヒッ!と顔を引きつらせた。


かたくなに首を縦に振らない結衣に一度は諦めかけたが、イヤじゃないと分かったら遠慮はしない。


……今夜は頑張ろう。



ニコニコと結衣を見つめながら意気込んでいると、後ろの車からブブーッとクラクションを鳴らされた。

< 389 / 479 >

この作品をシェア

pagetop