ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
結局あれから沙織とはそんな気分になれなかった。

「じゃあ、私帰るわ!」

そう言うと沙織は鞄を持って出ていこうとする。

「ちょっ…!待て!俺はこれからどうすりゃいいんだ!?」

「知らないわよ!!私はアンタの相談相手じゃないし!!」

「おま…!お前が気付かせたんだから責任取れよ!!」

「はぁ!?自分でなんとかしなさいよ!!」

まさか銀次が恋するとはね〜!と沙織はゲラゲラ笑う。


「……クソ…覚えとけよ…!!」
そう睨み付ける俺に、

「じゃあね〜♪健闘を祈る!」

と沙織は何とも楽しそうに、笑いながら帰って行った。


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