ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「先生っ!!離してくださいっ!!」

「いやだ」


ただでさえ、沙織のせいで結衣の感触を思い出してしまっている。そのうえこんな嬉しいサプライズがあれば俺の忍耐なんて簡単に崩れるに決まってる。

俺がこうなることは分かってるだろうに、言ってしまった結衣が悪い。

……強制的に言わせたのは俺だけど。



「結衣、今日はうちに泊まれ」

「イヤですっ!!」

そんなに即効で断らなくても…。

全力で拒否する結衣にかなり傷付いているが、こんな夜に絶対に離したくない。それこそ拷問だ。

……仕方ねえ。これだけは言いたくなかったが…。


「……何もしねえから。約束する」

「で、でも…!!」

正直、手を出さないで一緒に過ごすなんてキツイのは分かっているが、このまま帰す方が辛くてたまらない。何もできなくたって、結衣と一緒にいたい。


「一緒に寝よう。2人で、くっついて」

「そ、それはちょっと…!!」


結局、なかなか頷かない結衣を説得するのにかなり時間がかかってしまい、気付けば日付が変わってしまった。


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