ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
間違いなく親父の部下たちだ。


「何してるって聞いてんだよ」

怒りを孕んだ低い声で問うと、2人は「ヒィッ!」と恐怖で顔を引きつらせていた。


「どうせ親父の差し金だろ。どこに連れていくつもりだ」

「え、えっと…いや…その…」

「言え」


凄んだ表情でさらに詰め寄ると、2人は観念したかのように口を割った。


「社長から…桐島結衣さんを自宅まで連れてくるようにと…」

「……家に?じゃあ親父は家にいるのか?」

「え、えぇ…おそらく…」


あの野郎っ…!!

結衣を拉致しようとするなんて卑劣な!!ふざけんなよ…。


「てめぇらはもう去れ」

親父に連絡させないように、携帯と車の鍵を取り上げ突き放すと、2人は逃げるように走り去って行った。

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