ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~

ご対面

「こ、ここが先生の実家!?」

「ああ、ムダにデカいだろ」


呆然と家を見上げる結衣に「俺も慣れないんだ」と笑い、門前にあるチャイムを押した。


『どちら様でしょうか?』

「俺、銀次」

『あらあら!お帰りなさいませ』

その声とともにゆっくりと門が開き、車で乗り入れた。



「先生…こわいよ…」

硬い表情で不安がる結衣の手をとり、ギュッと握った。緊張しているのか、その手はとても冷たい。

「大丈夫だから。俺に任しとけばいい」


ガレージに車を停め、先に降りて助手席のドアを開けた。

「行くぞ、結衣」

ためらいがちな結衣の手を引いて車から降ろすと、結衣はまだ不安そうな顔で俺を見上げた。


「本当に行くんですか…?」

「ああ、大丈夫だから。……でも、もしかしたら親父が心ない言葉を言うかもしれない」


ごめんな、と先に謝り結衣の身体をそっと引き寄せ抱き締めた。


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