ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
結局のところ、金一郎がデキたと分かったら爺さんは態度を一変、後継ぎができたと大喜びしたらしい。

なんつーか…調子がよくて単純だ…。でも親父といい俺といい、その血はしっかりと受け継いでいると実感する…。



でも、おふくろの話が事実なら、親父の方がよっぽどタチが悪かったじゃねえか!!俺たちがなんて健全で可愛い付き合いか!!

思わず親父を睨みつけると、フイっと視線を逸らされた。


「てめっ!!自分のことは棚に上げてよくも今まであんなに邪魔してくれたな!!」

「ちょっと懲らしめようと思っただけだ」

バツが悪いのか、若干小さめの声で親父は反抗してくる。


「何が懲らしめるだ!!しかも、何だかんだ理由つけながら、結局は俺が生意気だとかそんなくだらん理由で反対しやがって!!」

「そ、それは…」

グッと言葉に詰まっている親父に、一気にたたみ掛けた。


「もう俺たちのこと反対する筋合いねえよな?認めるしかないだろ?なあ?」


それでもなかなか頷かない親父に、おふくろもため息をついた。


「あなた、いい加減意地を張るのはやめなさいよ…」

「マ、ママ…」

「ね?」とおふくろは微笑むが、目は笑ってなかった。その有無を言わせぬ迫力に、親父もビビッている。反抗できる空気じゃない。



「わ、分かった…。認め…よう…」


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