ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
再び桐島は顔を上げ、俺を見る。

…………………。

沈黙が続く。ドクッドクッと心臓が鳴っている。
…何か言ってくれ。桐島の言葉を待つ。



「……生徒思いの先生だと思いますよ?」

何を言ってんだコイツ?みたいな目で見られる。


「そ、そうか…。そりゃ…よかった…」

ガクッと肩を落とした。
ダ、ダメだ……。桐島には遠回しに言っても効かない…。


桐島はそんな俺の様子を気にも止めず再び勉強を開始した。


これはまずい。
作戦を変えることにしよう。いきなり攻めてもムダみたいだ。


…まずは距離を縮めるべきだ。そういえばお互い知らないことが多すぎる。
よし、話をすべきだ、そう決意し、取り敢えず対策勉強の指導に集中することにした。


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