ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
放課後、今、目の前には桐島がいる。


荒んでいた俺の心が癒される。同じ空間にいるだけで、満たされる。




「先生、出来ました」

さっきまで問題を解いていた桐島が顔を上げた。

「あぁ、見せてみ?」

それを受け取り、採点する。
そして、間違った箇所等を指摘し、解説しながらポイントを教えていく。
これが大体の流れだ。



「…桐島、一週間に一回じゃなくて、回数増やすか?」

採点し終わった後、桐島に声をかけた。

桐島の理解力は十分だが、T大の入試となるともう少し念を入れた方がいい。
決して自分が会いたいからというわけではない。
……いや、半分はそれかも。



「…この調子だと、T大は難しいですか?」
桐島の表情が少し曇る。


やべ…不安にさせてどうする!

「いやいや!このままでも十分なんだが…確実な自信をつけさせてやりたいんだ」

俺の言葉に、桐島がホッとしているのが分かった。


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