ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～

｢金一郎…銀次…志銅…？｣
桐島が呟いている。

｢ああ。金、銀、銅だ｣

ありがてぇだろ、と言うと桐島がクスクスと笑った。
｢すごいですね、先生の兄弟｣

そうか？と笑い返す。

｢今だから笑い話になるけど、昔は散々だったぜ？メダル兄弟って冷やかされるし｣

親父も急いでいる時は、金、銀、銅とそれぞれ省略して呼ぶ時がある。


｢でも、すごくいいと思いますよ？3人並んだら迫力ありそう｣

まだ笑っている桐島に微笑みながら言う。


｢…いつか、会わせてやるよ｣


俺の大切な人として、いつか家族に紹介したい。

できれば、そう遠くない未来に。