一生に一度の初恋

青く透通った瞳は大きくて、うっすらと、涙が浮かんでいる。


それとは反対の赤茶色の髪。


口は小さく、プックリとした桃色の唇は、男なら誰でも目を離せない程で…


美人すぎるだろ…。


そして、沈黙の後、女は俺の手を掴んで、立ち上がった。


ちっせぇ。

ほせぇ。


ちゃんと食べてんのか?


手を触れると、壊れてしまうんじゃないかという程、女の体は細かった。


守ってやりたくなる。


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