一生に一度の初恋

「シカトかい?來葉ちゃん?」


あ~…

奏海。

怒ってるね。


「俺様からのメールシカトとか有り得ね~。」


と、言いながらあたしの前の席から体を乗り出す。


「ごめんって。奏海~。」


「ま、いいや。」


「?」


「蓮王にメアド教えるから。」


「うん…ってえぇ?!」


「そゆこと。じゃぁね~!」


奏海という名の嵐は去っていった…。



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