Change@Me
第一章
『あーっ!祐希』
木の上にいる人物に気付いた
あたしは
思わず叫んでしまった
『うるせ~』
苦笑いしながら
耳に手を当てる祐希
祐希とは
あたしの幼なじみ
幼稚園も小学校も
中学校も高校も一緒
腐れ縁だけど
祐希の存在に飽きないのは
祐希の性格がいいからかな?
まあ最近なかなか
会わなかったけどねー?
よっと
言いながら祐希は
軽々ジャンプをし木から降りた
『こんなとこで何してんのー?』
背が少し伸びたような祐希を見ながら聞く
『んーっとね~』
声も少しだけ低くなったみたい
『アホ面光観察。』
ニカッと笑いながら
生意気なことを
さらりと言うとこは
変わってないけど。