Change@Me
『なにか…あったんですか?』
ドキドキと跳ねる胸に手をあてながら
あたしは尋ねた。
ん~?なんていいながらも
凪先輩は
景色から目を離さない。
正直
あたしがその苦しみから
先輩を
解放してあげたいと思った。
いつも笑ってたひとの
悲しい顔を見るのは辛いものがある。
『あたしに出来ることなら
なんでも行ってください!!』
ガッツポーズをしながら
咄嗟にでた言葉。
その言葉に反応し
凪先輩の視界にあたしが入る。
そして凪先輩は言ったんだ。
『じゃあ…俺と付き合って。』
すごく苦しそうに、
今にも泣きそうな顔をして。