Change@Me
第二章
『いいですよ。』
無意識にでた言葉。
『はっ?!』
あたしの返事に予想外だったのか
凪先輩が振り向く。
やっと目があう。
すごく安心した。
『だから、いいですよ?』
再度あたしは言う。
『ほんとに?』
ここまで来たら
引き下がれない。
それに、もうなんでもいいと思った。
あの笑顔が
もう一度光るなら
もうなんでも。
『ほんと。』
あたしはまた笑顔で答える。
『ほんとにほんと?』
『ほんとにほんと。』
しばらく
そんなやり取りが続いた。
『嫌なの?』
ぽそりと呟くあたしに
確信したのか。
凪先輩は
『そっか、ありがとう。』
と笑った。
あたし達は始まった。