恋の詩。
愛。
○●あなたへ。●○

あたしにはもう
あなたのことを好きだなんて言う資格はないのかもしれない
だけど――
どうしてもあなたに伝えたいことがあるんだ
あなたは
今さら遅いって言うかもしれない
俺には彼女がいるんだって
そう言うかもしれない
分かってる
分かってるよ
だけど
今あなたに伝えなかったら絶対後悔する
そう思うから
だから…聞いて??

私はあなたが好きでした
ずっとずっと大好きでした
――あなたに彼女が出来て
何度諦めようと思ったか
数え切れないほどの葛藤のなか
あたしは…
あなたを諦めたつもりでした
あなたがあたしのことを好きになるはずなんてない
心の中では
そんなこと分かってる
だけど…
あたしはあなたを諦められなかったみたいです

あなたの声が聞こえる度
胸が苦しくなって…
あなたの姿をついつい目で追ってしまいます
目が合うと
スグにそらしてしまうくせに
いつも無意識にあなたを見つめてしまいます

あたしはずっとあなただけを見てきました
あなたしか考えられなかったんです
――あなたが好きだから
ねぇ…
ねぇ…
…大好き…
この言葉を
ずっとあなたに伝えたかったよ…

あたしに勇気があったなら
あなたが傷つくこともなかったのかな
今なら言える


「あたしは あなたを愛してます」
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