屋根ウラの天使
「ああ、なんだ
うちの学校、職員室2階なんだ。
こっち」
あれ?
イジワルなヤツと思ったのに
案内してくれるんだ。
2階への階段をついていきながら
とりあえずお礼を言っておく
「どうもありがとう。
何年生?」
「6年」
そーなんだ
「じゃ、一緒だ」
「お前6年なの?
チビだから年下かと思った
ほら、あそこ」
無事、職員室にたどりつけた
「じゃーなー」
あっという間に
男の子は行っちゃった。