空色

気分は超がつくくらい落ちていた。


部活をさぼって、帰宅途中のある公園でしばし休憩。
ブランコに乗って、ゆらゆら揺れていた。


ひと気のない、静かな公園。


「あたし・・・なにしてんだろ・・・」


そうつぶやくと、一滴、涙が流れた。

寂しさと、不安に押しつぶされて、自分が自分じゃなくなっていくのが怖くなる。


君が戻ってくれば、いい話なのに・・・。

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