ふぁーすと・らぶは永遠に。



なんて考えていた
その時。


ボトっ


と彼は生徒手帳を落とした。


あれは。


わざとだろーが。


夏とアイコンタクトをとり。
視線を彼に戻す。


確信犯め…。


でもこの状況、あたしがとらなきゃあたし1人が悪者になってしまいそう。

と、手を伸ばした時。

彼の口元が少し緩んだのを、あたしは見逃さなかった。

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