ふぁーすと・らぶは永遠に。
それだけいいのこしてあたしはじゃあ、と手を振って舜より先にバスを降りた。
あたしのあとを夏が慌てておってくる。
「愛ー。何怒ってんのよ。」
「舜の態度。」
早歩きで歩くあたしに夏は必死に追い付こうとする。
「ずっと待ってたんでしょ?だったら何で…」
「ずっと待ってたから!しっかり迎えに来てほしかったなあー。…なんてね。」
とか言っても自分の気持ちってそう簡単に抑えれるものじゃないってこと、あたしはよくわかってるの。
「ったく。あんたは。さっさとおちてこいっての。」
「でも。」
おちるわけにはいかないんだもん。
あたしは満面の笑みを浮かべて夏を見た。
「これから3日、楽しくなりそうだわ。」
「五十嵐舜。おとせるもんならおとしてみやがれ。」