ふぁーすと・らぶは永遠に。



「決定な。落とせって言うならこれくらいのハンデはつきものだろ。」


つきものとかじゃなくて屁理屈だろ…。


「あとおれ、野球部の練習参加するから終わるまで待ってろよ。」


「(はい?)」


「絶対、だからな。」


トーン落として、強めて言うんじゃなんも言い返せないじゃん。


「まだ部活も始まってないのに。」

部活に参加なんて生意気な…


「おれのこと、学校がほかっとくわけないじゃん?」

得意そうに笑う舜をあたしは睨み付ける。

まあ確かにね。あんたみたいなのほっとく人なんて滅多にいないよ。


「愛はー、わかってないみたいだね?おれを誰だと思ってんの?」


出たまた俺様発言。


あたしは苦笑する。


< 30 / 129 >

この作品をシェア

pagetop