ふぁーすと・らぶは永遠に。



「…どいて。」


「むり。」


むりって…ガキか。


あたしは舜の腕の下を通り抜けて、玄関のドアを開ける。



「…どこ行くんだよ。」


「どこでもいいでしょ。」

冷たく言い放ち、その場を離れる。


一刻も早く、この空気から立ち去りたかった。






< 57 / 129 >

この作品をシェア

pagetop