【完】先生と恋をしましょう!
「美空?止めてよ、そんなこと言わないでよ。美空の気持ち考えてよ!」
光の声すら遠く聞こえる。
泣かないって決めたのに…頑張ろうって思ってるのに。
何で…どうして言ってくれなかったの?
「………わわわっ!」
もう涙が零れ落ちる瞬間に、私は誰かに腕を掴まれ、引っ張られた。
誰もが驚いてる最中、私が1番現状を理解出来ていなかった。
「ごめん!」
やっと離して貰ったと思ったら、謝罪の声が聞こえた。
とりあえず周りを見れば、私は知らない公園で。
もちろん、その目の前の人は先生ではなくて…見知らぬ人。