【完】先生と恋をしましょう!
「じゃあ、どこか入りましょうね」
「はい」
近くのファミレスは意外と空いていた。
ま、元旦からファミレスは行かないよね。
「で、用件は?」
「先生にクリスマスプレゼントを渡して欲しいんです」
「クリスマス?」
事情を説明したら、お姉さんは納得したように頷いていた。
「いいわよ。でももし受け取らないと彰人が言ったら?」
「捨てて下さいとお伝えください。先生に貰ってもらえないならそれに、価値はありませんから」
勿体ないって思うかもしれない。
確かに高かったし。
でもこれは、先生のためのプレゼントで、他の誰にあげても意味はないから。