【完】先生と恋をしましょう!


「今日で卒業なんて、考えられないよな。でも時間は、常に進んでいるんだ。みんなも、立ち止まることなく、歩み続けて欲しい。卒業おめでとう!」




吉塚先生もボロボロと涙していて、思わず泣きそうになった。
それをぐっと我慢して立ち上がった。



「先生、いいですか?」



「ああ、どうぞ…っ」



「私、2年間すごく無駄に過ごしてしまいました。3年の文化祭から、みんなが私に歩み寄ってくれたから私も、楽しく過ごすことが出来ました。私本当に感謝しています。ありがとうございました」





頭を下げた。
心からのお礼、伝わっただろうか?
私の精一杯の気持ち届いたかな?














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