【完】先生と恋をしましょう!
母親のその質問に迷わず、頷いた。
色々あったけど、すごく幸せ。
だから、大丈夫だよ。
プルルルル
『美空チャン?』
『亮介さん!どうしたんですか?』
『俺はどこに居るでしょうか』
突然のクイズに、窓の外を眺めた。
桜の木の所に、亮介さんはいた。
何も言わず、電話を切って荷物を持った。
「あの人は彼氏?」
「違うよ、大切な人!」
それだけ言い残して、ひたすら走った。
ともかく、早く走り抜け亮介さんの前まで、駆け寄った。