【完】先生と恋をしましょう!


「………んっ」


此処はどこ?
白い天井、消毒液の臭い。
保健室…かな。
誰かが、私を運んでくれたんだろうか。
きっと、先生だよね…。



意識がはっきりしてきて、起き上がってみようとしたら上から声が降ってきた。




「まだ、じっとしていなさい。貧血のようですから」


声の主を見れば、そこには眼鏡をかけて、私を見つめる人影があった。
ん?この人………



「あああああああーっ!」


昨日の人、あの人だ!
え、嘘…先生だったの?
ありえないでしょ。
ペラペラ、本音話したし。
しかも綺麗だとか、生徒に言った訳でしょ?





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