【完】先生と恋をしましょう!


「うわ~混んでる…」


ホワイトデーだけあって、私達とは目的が違うにしてもやはり、人は多い。




「でも、チョコでいいのか?」



「広告見たら、桜のチョコってのがあるらしくて。それにしようかなと」



「美空らしいね」



ぞろぞろと売り場を進めば、

『桜色の春』


なんて名前が見えた。
私はそれを取ろうと、人混みをおしのける。
みんなも一緒に、そのワゴンの目の前に近付いた。
すると…



「美空ちゃん?」



「あ、どうして?」



「ちょっとね。美空ちゃんこそ、今日はホワイトデーなんだから貰う番でしょ?」












< 203 / 210 >

この作品をシェア

pagetop