【完】先生と恋をしましょう!
「先生の誕生日プレゼントのおまけを買おうかなと」
琴美さんは、誰も一緒じゃなくて何でかなって思ったけど…あまり話したそうじゃないから黙っていた。
「なるほどね、メインは違うんだ?」
「はい、また渡して貰えますか?」
「んー…まあ、いいわよ」
いつも快諾してくれるはずの、琴美さん。
でも今日は違う。
何かあったのかな…?
琴美さんの手には、『桜色の春』があった。
琴美さんだって、誰かにあげるのは、変じゃん。
だから、理由を聞こうとした。
そうしたら、売り場の店員の声が響いた。
「『桜色の春』は、あと1つです!」