【完】先生と恋をしましょう!
目を瞑り、これから起こる衝撃に耐えようとした…けど、何も起こらなかった。
むしろ、ふんわりと包まれていた、先生に。
「苦しくないのか?」
後ろから抱き込められてるからか、耳元に先生の息がかかる。
まるで、耳元で囁かれてるように。
「何が…ですか」
流されないように、キュッと手を握った。
「意地を張ること、頑張り続けること」
確かに、意地っ張りだし頑張ってるけど…何で先生に分かるんだろ。
先生の腕の中が温かくて、先生があまりにギュッと抱きしめるから…つい弱気になる。
「何で…何で、わかるんですか」