【完】先生と恋をしましょう!
先生…もう、行っちゃうのかー…。
反芻する意識の中で、私は思わず先生のパジャマを握る。
「どうした?」
私は、うまく言葉にならなくて首を横に振った。
ただもう少し、居て欲しい…とは言えなくて。
甘えちゃいけないってわかってるのに。
「飯は?」
私はまた、首を横に振る。
そういえば、昨日も食べなかったなーって思ったけど、相変わらず食欲は湧かない。
「じゃあ、今日は1日寝てるか」
青い、生地に白のボーダーの上下のパジャマ。
やっぱり、先生らしいな。
ボケーッとしてたら、先生は私を少し奥へ追いやって、ベッドに入ってきた。
セミダブルくらいのベッドは、少し狭い。
いやに、ドキドキする。