【完】先生と恋をしましょう!
私は、きっちりとその2人の視線を避けて言う。
間違ってないと思う。
結局、何もしてない訳だし。
女の人は、馬鹿にしたように笑って、私に憐れみの視線をぶつける。
「貢ぐ金がないから、貢いで貰ってるのね?なんて…図々しい女なの」
「違う、キミとは彼女は違うんだ」
先生の言葉に、私も信じなかったし、もちろん女の人も信じなかった。
先生は、ますます不機嫌になって、ひどく睨む。
「あなた、邪魔だから出て行きなさいよ」
ギロッと睨みつけられるんだけど…別に、何とも思わない。
怖くないんだもん。
「家が無いんです。家を買ってくださるなら、喜んで」