【完】先生と恋をしましょう!
「…っ、……く、美空!」
ガバッと、起き上がれば先生が私をギュッと抱きしめる。
先生って本当に、優しいよね。
あれは夢?それとも…先生の本心?
でも、それを聞く権利は私にない。
だって、それ以前に私達が離れることは決まってるから。
「うなされていたようだが、大丈夫か?」
「まともに寝たら、変な夢見ちゃっただけですよ。先生も、私から離れていく夢…もう離れるってわかってるのに…変な夢ですよ」
先生は、私の言葉を聞いてギュッと抱きしめる力を強めた。
まるで、離れるなって言うように…。
きっと、違うけどね。
「一緒に寝ようか」
「え?でも…」