【完】先生と恋をしましょう!


ため息を一つ吐き出して、外を見れば、すぐ目の前に桜が咲いていた。
風が吹いて、花びらが散る。
桜は散る姿さえも、綺麗なんだよね。





「あんた、頭良いからって調子に乗らないでね」



突然、リーダーっぽい女子が私の所へ来てキーキーと声をあげる。
朝から五月蝿いんだよね。
ああ、黙ってよ…。



「ええ、1年間よろしく」


必殺スマイルまでつけてあげれば、ふんっと鼻息荒く去って行った。
こーんな性格だと思われてないんだよ、私。
純真無垢、鈍感で成績優秀のスマイルキラーなんだとか。
スマイルキラーは間違ってないけどね。







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