【完】先生と恋をしましょう!
ねえ…先生。
私、先生が好き。
これは、錯覚かな?
もしそうでもいい。
だから、私は先生を好きでいるね。
ごめんなさい…先生。
目が覚めてみれば、私は鎖に繋がれてなかった。
その代わり、手にはぬくもりを感じた。
布団もふかふかで、気持ち良い。
もぞもぞと、手を動かしてみれば、急に引き寄せられた。
「わ…っ!」
声にならない叫びは、先生の胸へ吸収された。
キツく、キツく抱き締めた先生は、震えていた。
久しぶりのぬくもりは、何も変わってなかった。
やっぱり…先生が好き。