【完】先生と恋をしましょう!


どのくらい経ったんだろう。
私は苦しみを全て吐き出したと言っていい程、涙を流した。
先生の洋服、正確に言えばパジャマ、がべたっとくっつくくらい泣いた私。
そっと、先生を見上げれば先生の視線とぶつかった。






「ワタシはキミを離さない」


まるで、告白されてるみたい。
あ、でも前も似たようなこと言われたよね。
これは、同情?はたまた、愛情?





「先生、ごめんなさい…濡らしちゃって」



「気にするな」


先生は、パジャマだった。
そう、さっきはお風呂に入っていたのだった。
ちょっと、恥ずかしくなっちゃった。










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