近すぎる距離~伝わらない想い~
「おはよぉ~ ふわぁ~~~」

まだ眠そうな棗君

「おはよっ!!」
良い出来のクッキーがやけて笑顔の私

「ん・・・おっなんか焼けてるし」

「あっ・・・まだあつ・・」

「あっつっ」
焼き立てをさわり軽いやけどをする棗君

「冷やさないと!!」

っと棗君をひっぱって水でひやす

昨日とは違ってテレがへったな・・めっちゃ可愛かったし
っとボソッという彼

「なにかいった?」

「いや・・いってない」

そんなこと私はまったくきこえてなかった

「もう大丈夫」

「そう?」

「あぁ」

まだ心配でずっと棗君の手首をにぎる私

ぱっと恥ずかしくなって手をはずす


クッキーがいい出来でうかれて軽率なことしちゃったよぉ
恥ずかしい・・・

「ごめんなさい」

「はっ?」

「ごめんって」

「何が?」

本当になにって顔・・だよね?

「あの・・軽率だったなと思って」

あぁっと考えてた顔が普通になった

「そんなきにしなくていいのにこれくらい別に・・それくらい気軽にはなしかけてくれて嬉しかったし、やけどとか俺の不注意やし別に悪くないと思うけど?」

「そう?・・ならよかった」

「初心さ・・・考えすぎだよ」

「何処が?」

「それくらい気軽でも誰もきにしないよ?ましてや俺になんてこれくらい気軽じゃないと逆に接しずらいし・・・」

「そうなの?」

「あぁ」


そんなものなんだ・・・
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