嘘。『彼』
「おはよぉ〜」



いつもの様に南があくびをしながら、最後に入ってきた。




南が来たって事は…




今日はりおちゃんが来てない。






「店長!りおちゃんは来てないの?」



「おぉ。りおは当欠だ。さっき指名客が来たっていうのに…」


店長はため息つきながら言った。




多分昨日あんな状態だったから、二日酔いかな…



でも昨日給料日だったのに1日で使い果たして…




まぁ私が考えてもしょうがないか。




「沙良さぁん!ご指名です!」




そんな事を考えてると、呼ばれたので、私は笑顔を作ってフロアーに出た。



< 22 / 85 >

この作品をシェア

pagetop