嘘。『彼』
その日は、私はりおちゃんの愚痴を出来るだけ聞いた。



聞く事しか私には出来ない。



説教する事も―


頑張れなんて言葉も言えなくて―








そして――


りおちゃんの姿が、自分自身と重なってたんだ――






唯一







私が初めて本気で愛した相手は、ホストでした。






< 27 / 85 >

この作品をシェア

pagetop