嘘。『彼』
三ヶ月も経てば、お互いの顔なんてトックに忘れてる。
でも、私は雅人の顔を見た瞬間、一瞬で彼に引き込まれてしまったんだ…
今と違って少しキョドリ気味で可愛くも見えた。
細い指。
長い猫みたいな髪。
顔に似合わずハスキーな声。
柔かそうな唇。
笑ったらなくなる目。
全て私のツボだった。
自分の心臓が体中を支配してて苦しい。
これこそ一目惚れ―
私と南はその日から、雅人の所も含め、色んな、ホスクラに毎日の様に通った。
接客する側から、接客される側。
夜の世界をあまり知らなかった私達は、底無しの闇がある事に気がつかず、ドンドン闇に呑まれていった。
頭では、イケないと思いつつも私達の頭は、ドンドン覚醒してゆく――
でも、私は雅人の顔を見た瞬間、一瞬で彼に引き込まれてしまったんだ…
今と違って少しキョドリ気味で可愛くも見えた。
細い指。
長い猫みたいな髪。
顔に似合わずハスキーな声。
柔かそうな唇。
笑ったらなくなる目。
全て私のツボだった。
自分の心臓が体中を支配してて苦しい。
これこそ一目惚れ―
私と南はその日から、雅人の所も含め、色んな、ホスクラに毎日の様に通った。
接客する側から、接客される側。
夜の世界をあまり知らなかった私達は、底無しの闇がある事に気がつかず、ドンドン闇に呑まれていった。
頭では、イケないと思いつつも私達の頭は、ドンドン覚醒してゆく――