嘘。『彼』
丁度男に騙されたばっかの私にとっては、寂しさを紛らわす、魔法の様な場所。



結局、ホストにハマるわけ無いと思ってた私は、気ずくと、一人で雅人の店に行くようになる………










別に、雅人に彼氏になって欲しいとは思わなくて。


只ただ欲望と孤独のままにお店に行っては癒されていた。









楽しかった―


雅人に会えるだけで―



毎日くるメール。


それだけで心臓の高鳴りが激しくなる快感に酔いしれ、満足……






だけで終わるはずがない――



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