嘘。『彼』
「ここですっ!!」




「ぇっ…ホスクラ…」




ルンルン足で入るりおちゃんとは対照的に私は少し足が、怖じけずく。




「ほらっ♪入ったはぃったぁ!」




りおちゃんが手招きをする。




「いらっしゃぃませぇ〜」




入った瞬間、威勢のいい声が響いた。





ドキッ―




私の心臓はドクッと音を立てる。




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