嘘。『彼』
はっ………



まぢかゎぃぃ…




俺は少し焦った。


なんたって、好みのタイプドストライク!!





適当に世間話をした程度で頭が真っ白。



平然を装うのに、精一杯。


でも顔には出さなかった。


て言うか出したくなかったから。



その日沙良は一時間で帰った。




「ってか今の二人すごい美人だったすね〜」



二人が帰った後、沙良の連れに付いてた留衣が言った。



「そう?お前酔っ払ってんじゃないの?」



誰にも気ずかれたくなかった。



認めたら負けの様な気がして。



まだまだ俺はガキだった




はぁ〜…でもまぢかゎぃかったぁ〜


久々のストライク…


やべぇ〜


金髪に近い明るいクルクルの巻髪で、前髪から覗く目がクリクリして人形見たいだった。



くしゃっと笑う笑顔が最高で、唇がアヒル口。



可愛いとどことなく漂う色気がたまらない。





まさに…タイプ…
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