嘘。『彼』
「まぢごめんって。今日は実家に帰るから。…嘘な訳ねぇ〜だろ。早く寝ろょ。あぃぁあ〜ぃ―」





「ふぅ〜…」


店が終わって、彼女に電話した。


沙良の家に行くから、チョット嘘をついた。




沙良と別れて何人目の彼女だろ…


最近は、彼女と言う言葉すらピンと来ないけど。


でも彼女が居ない時が無い。


いつの間にか、彼女が出来ている。


でも持っても四ヶ月。


いつも離れて行くのは、女から。


ホストと言っても、やっぱり女は難しい。




でも一番難しかったのは沙良かもしれない―




沙良は恋愛表現が下手だったから。







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