嘘。『彼』
「おかえり〜」




私達が雅人の実家に着くと、雅人のお母さんが笑顔で迎えてくれた。




嬉しさと恥ずかしさで私は照れながら、挨拶をした。





その日は、本当に幸せだった。





雅人の実家の周りには何にもなくって、二人ともゆっくりした時間を過ごした。





夜には雅人のお母さんが手作りの料理を並べてくれて。





笑顔が絶えなかった。






私が一番夢見てた食卓。





普通の幸せを改めて感じたんだ。








そんな時、雅人のぉかぁさんが口を開く。







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