指折り★Holiday
「な、なんなんですか・・・・・」
「敬語、やめようよー。
一応同級生なんだしさぁ?」
「そ、そうなんだ」
後ろのドアから顔を覗かせ、
知り合いのように普通に話しかけてくる。
この人は誰なんだろう・・・・・・
「俺、隣のクラスなんだよ」
「へぇー・・・・・」
「うっわ、超興味なさそう」
「まぁ」
「否定しないんだ・・・・でもさ。
これ聞いたら黙ってらんないと思うよ?」
意味深な言葉。
その言葉に首を傾げると、
にっこり笑いながらこう言った。
「柚木せんせーのお友達です」
一瞬、耳を疑った。
だって今。
“柚木せんせー”って・・・・・