指折り★Holiday
“譲らない輝き”
遅刻すれば自宅謹慎。
そんな校則が増えてから、
いまんとこ・・・・・・1週間?
なんと、あたしは遅刻がなくなった。
奇跡。
あんびりーばぼー。
怪奇現象?
「上手く言いたいんだね」
エビフライを封張りながら、
なぜか冷めた視線であたしを見る綾乃。
ひたすら口を動かして、
あたしの話をまともに聞いてない気がする。
「ちょっと! すごいと思わない!?」
「まぁ、思うけど。
はっきり言っちゃえばソレ普通」
「はっきり言わないで!!」
持ってたお弁当箱を机に置き、
橋で綾乃を指差す。
「あたし最近ちゃんと、
人並みの時間に寝てるんだから!」