独り言2<その後のある日>
いつもの朝‥
ピピッ、ピピッ‥ピピピピピピ‥
「あ~ん!うるさいっ!」
ガチャン!と、布団にもぐったまま手を伸ばして目覚まし時計を止める。
「朝ですかぃ‥。はぁ~っ」
大きなため息をつきながらベッドの中で伸びをした。
野沢真奈美、37歳‥もちろん、独身、男もいない。
今日もいつもと何一つ変わらない朝がやってきた。
カーテンから強い日差しが差し込んでいる。油蝉の鳴く声が部屋にいても良く聞こえてくる。
「あ゛ーっ!やだやだ‥(><;)今日も暑くなりそう‥。」
テレビのスイッチを入れると、いつものようにパジャマのままでベッドに腰掛けた。
相も変らぬ「朝のモーニングショー」に、いい加減うんざりしながらも、なぜかいつもの癖ですぐにテレビをつけてしまう。
そして‥
「また殺人事件?!今度は年寄り同士?介護疲れで妻を?あ~やだやだ。」
朝から「殺人事件」の詳細を知ったところで気分良く過ごせるはずなどない。
おまけに、テレビでは毎日のように次から次へと起きる事件をできる限り根掘り葉掘り事細かにほじくり返し、刺激的に取り扱っていて、まるで自分がその場を見てきたかのような気分にさせられる。
その手法に、いい加減ぞっとしながらも、ついついテレビのリモコンに手が伸びる自分に真奈美はほとほとあきれ果てつつ、やはりテレビの画面をぼんやり見つめていた。
「全くさぁ~いい加減にしてもらいたいよねぇ。」
そうぼやきながら‥。
「あ~ん!うるさいっ!」
ガチャン!と、布団にもぐったまま手を伸ばして目覚まし時計を止める。
「朝ですかぃ‥。はぁ~っ」
大きなため息をつきながらベッドの中で伸びをした。
野沢真奈美、37歳‥もちろん、独身、男もいない。
今日もいつもと何一つ変わらない朝がやってきた。
カーテンから強い日差しが差し込んでいる。油蝉の鳴く声が部屋にいても良く聞こえてくる。
「あ゛ーっ!やだやだ‥(><;)今日も暑くなりそう‥。」
テレビのスイッチを入れると、いつものようにパジャマのままでベッドに腰掛けた。
相も変らぬ「朝のモーニングショー」に、いい加減うんざりしながらも、なぜかいつもの癖ですぐにテレビをつけてしまう。
そして‥
「また殺人事件?!今度は年寄り同士?介護疲れで妻を?あ~やだやだ。」
朝から「殺人事件」の詳細を知ったところで気分良く過ごせるはずなどない。
おまけに、テレビでは毎日のように次から次へと起きる事件をできる限り根掘り葉掘り事細かにほじくり返し、刺激的に取り扱っていて、まるで自分がその場を見てきたかのような気分にさせられる。
その手法に、いい加減ぞっとしながらも、ついついテレビのリモコンに手が伸びる自分に真奈美はほとほとあきれ果てつつ、やはりテレビの画面をぼんやり見つめていた。
「全くさぁ~いい加減にしてもらいたいよねぇ。」
そうぼやきながら‥。