独り言2<その後のある日>
ランチタイム♪
「大丈夫みたい、二人なら。」
店の入口から顔を出した京子が階段で待っている真奈美に声をかけた。
すぐに降りていくと、狭い店内はほぼ満席だったが、カウンターの奥に席が用意されていた。
「さすが、京子さん。素早い!」
「まぁね。おばさんパワーここにありよ!」
二人は顔を見合わせてくすっと笑った。
ちょっと、南仏を思わせるような隠れ家的な雰囲気の店は女性客で埋め尽くされていた。
「女性客ばっかりだわね。」
「そりゃそうよ!女性は貪欲だからね(笑)」
「新しい情報にってこと?」
「そう。好奇心が旺盛なのよ。」
「確かにそうねぇ。男はそういう好奇心ってあまりないわね。」
「でしょ?だから、女性のほうが長生きするのよ(笑)」
「なるぅ~(笑)」
京子はランチタイムに職場の話をするのが嫌いなのはよくわかってはいたが、真奈美は今朝部長に見せられた新聞記事の話をせずにはいられなかった。
そして‥
「ねぇ、今朝の毎朝新聞見た?」
「えっ?新聞?見てないわよ。いつも、夜帰ってからなのよねぇ。朝はテレビもつけないし‥だから、恥ずかしながらいつもニュースには時差が生じてるのよね(笑)。」
「っていうか、ニュースではないんだけどね‥」
そう言って、真奈美は京子におばさん達の共同生活の記事について話を始めた。
店の入口から顔を出した京子が階段で待っている真奈美に声をかけた。
すぐに降りていくと、狭い店内はほぼ満席だったが、カウンターの奥に席が用意されていた。
「さすが、京子さん。素早い!」
「まぁね。おばさんパワーここにありよ!」
二人は顔を見合わせてくすっと笑った。
ちょっと、南仏を思わせるような隠れ家的な雰囲気の店は女性客で埋め尽くされていた。
「女性客ばっかりだわね。」
「そりゃそうよ!女性は貪欲だからね(笑)」
「新しい情報にってこと?」
「そう。好奇心が旺盛なのよ。」
「確かにそうねぇ。男はそういう好奇心ってあまりないわね。」
「でしょ?だから、女性のほうが長生きするのよ(笑)」
「なるぅ~(笑)」
京子はランチタイムに職場の話をするのが嫌いなのはよくわかってはいたが、真奈美は今朝部長に見せられた新聞記事の話をせずにはいられなかった。
そして‥
「ねぇ、今朝の毎朝新聞見た?」
「えっ?新聞?見てないわよ。いつも、夜帰ってからなのよねぇ。朝はテレビもつけないし‥だから、恥ずかしながらいつもニュースには時差が生じてるのよね(笑)。」
「っていうか、ニュースではないんだけどね‥」
そう言って、真奈美は京子におばさん達の共同生活の記事について話を始めた。