独り言2<その後のある日>
土曜日のデパ地下の混み具合は
大変なものだった。
しかも、話題のスイーツをお土産に
考えていた真奈美は売場に到着して
その行列に仰天した。
『あちゃ~。やっぱ混んでるなぁ‥。』
そのまま並ぶか、他のものにするか‥と
考えながらその場に立ち竦んでいたため
通り過ぎる人の荷物で、突き飛ばされそうに
なった。
『いったぁい(泣)‥』
ぶつけた女性は、結構な年配なのだが
まるで何事もなかったかのような顔で
チラッと真奈美の方を見ただけで一言も
発せず立ち去ってしまった。
『ちょっとぉ~。信じられなぁい(泣)』
荷物の角で肘を思いっきり突かれたようで
ズキズキと痛んできた。
肘を押さえながら、邪魔にならないように
その場を離れようとして、ふらついてしまい
誰かの足を踏んでしまった。
ハッとして、思わず
「あ、ごめんなさい。すみません。」
そう言って、顔を上げるとそこには
鬼の形相で睨みつける若い女が立っていた。
「イッタァイ~ッ!ちょっとぉ‥。」
「ほんと、ごめんなさい。」
彼氏と一緒のせいか、どんどん大げさに
「イッタァイ!信じらんなぁい。」
大変なものだった。
しかも、話題のスイーツをお土産に
考えていた真奈美は売場に到着して
その行列に仰天した。
『あちゃ~。やっぱ混んでるなぁ‥。』
そのまま並ぶか、他のものにするか‥と
考えながらその場に立ち竦んでいたため
通り過ぎる人の荷物で、突き飛ばされそうに
なった。
『いったぁい(泣)‥』
ぶつけた女性は、結構な年配なのだが
まるで何事もなかったかのような顔で
チラッと真奈美の方を見ただけで一言も
発せず立ち去ってしまった。
『ちょっとぉ~。信じられなぁい(泣)』
荷物の角で肘を思いっきり突かれたようで
ズキズキと痛んできた。
肘を押さえながら、邪魔にならないように
その場を離れようとして、ふらついてしまい
誰かの足を踏んでしまった。
ハッとして、思わず
「あ、ごめんなさい。すみません。」
そう言って、顔を上げるとそこには
鬼の形相で睨みつける若い女が立っていた。
「イッタァイ~ッ!ちょっとぉ‥。」
「ほんと、ごめんなさい。」
彼氏と一緒のせいか、どんどん大げさに
「イッタァイ!信じらんなぁい。」