私の心の中
13歳
私は虐められていたわけではない


私は友達がいなかったわけではない


私は好きな人がいなかったわけではない

私は先生が嫌いなわけではない


私は学校が嫌いなわけではない


でも学校へは
行かなかった


行けなかった


学校を前にすると
何故か怖くて


学校を前にすると
何故か足がすくんで

動けなかった


色んな人の視線が怖い

色んな人の気配が怖い

色んな人の優しさが怖い

裏切られて傷つきたくないからだ


だからといって
家にいたい…
わけではなかった


私は親父が憎い

私はお母さんが嫌いだ

私は弟が嫌いだ







一番はそんな自分が嫌いだ



そして憎い…





兄貴が好きだった

だけど側に兄貴はいない

事情も良くわからない

お母さんは教えてもくれなかった

兄貴の存在だって…というか兄貴が兄貴だって知ったのは

小学生1年くらいの時だった

知らないお兄ちゃんがよく遊びに来ていたのを知っていた

誰なのか良くわからない

そのうちなんとなく気付いていた、分かっていた

お母さんの口から聞いたのは中学あがる前だ


親父は私が学校へ行かないと怒る

蹴る 怒鳴る

病気で寝込んでも怒る

夜中に具合悪くなって病院へ行くのに
乗せて貰った

仮病ではない

点滴も打った

なのに親父は起こって口も聞いてくれない

そしてまた言うんだ
金払え 出てけ 金食い虫って 役立たずって



弟は病んでいる

暴れる 手のつけられないくらい暴れる
止めるのはいつも私
でも私より可愛がられて

私より大事にして貰ってる

弟に文句を言う人はいない

文句を言われるのはいつも私



気付いたら何処にも行きたくなかった







そして私は病んだ

中学卒業いや、中3くらいから寝たきりになった
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